一見すると、リヤフェンダー(タイヤの前)の損傷は手のひら2-3個分という広さに見えるかもしれませんが、
こちらの画像で見ると分かるように、リヤフェンダーの内側の鉄板が剥がれてしまっています。
こうなると表側の黒い鉄板、リヤフェンダーパネルは交換になるケースが多いです。
特に軽自動車の場合、部品代が安価で、交換の方が修理より安いケースがあります。外車で部品代が高い場合や、取り寄せに時間がかかる場合はこれぐらいでも修理するケースもございます。
今回の事故は、どちらかというともらい事故。
過失が少ないため、場合によってはご自身の保険をお使いにならない可能性がありました。
であれば、ホイールのキズが気にならなければ、これはそのままでホイールの修理(交換)相当額を現金で貰い、それを過失分の修理費に充てるようご相談させていただき快諾。
こういったご提案が出来るのが、まともな鈑金工場だと私は思います。
ちなみに、リヤフェンダーの内側の鉄板はこのように凹みがありました。
修理しないと取付ができません。
また、いい加減な工場だと、錆止め等を行わずに錆びてきてしまう修理をする場合もあるかと思います。
この後あまり良い写真が無かったのですが、新品リヤドア(スライドドア)・リヤフェンダーを塗装し、フロントドアをボカシ塗装していきます。
新品のリヤドアは調色をした塗料が100%乗りますが、フロントドアをボカシ塗装しない場合、その境目は元の色と塗装した色が100と0で隣り合うため、劣化具合や微妙な色の差、中にあるキラキラとした塗料(パールやメタリック)の角度により違う色に見えてしまう場合がございます。
最終的に、過失が発生しているものの相手の修理費も大きくはなかったことが幸いし、ご実費での負担が無い形でご修理が完了できました。
過失が小さく保険を使うか分からない、というケースも多く扱っております。提案できる力が依頼先に無いと、そもそも「どこかを直さずにご実費負担を減らしていく・無くす」という発想がありません。
どうするのがベターなのかをご提案致しますので、更にどうしたいか、お客様のこだわりがありましたらお聞かせいただければと思います。
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